ALTEC再び導入
久々にカーオーディオの近況を書きましょう。
一度は降ろしたALTECの車載用EQ ALC15をまた付けてみました。イコライジングのためというより、サブウーファーとミッドとのクロスオーバーのために導入しました。harman/kardonアンプ内蔵のフィルターだと150Hzというとんでもなく高い周波数でのクロスになってしまっていましたから。
以前、morel MDT20にツイーターを交換してから、ミッドをMB QUART PCE215 から、またBOSTON RC51LFに戻しました。そして、BOSTON ACOUSTICSのサブウーファーを載せてみたり、oboさんから借りた密閉型サブウーファーに載せかえてみたりして、結果的に、2.1ch構成になっています。
左のTWはこんな感じにかなり内側を向いています。ちょっと内側を向き過ぎていて、右手を窓まで上げると音が左に寄るので、右ドアガラスから反射音が右耳に入ってきているのが分かります。もう少し助手席側を向けたほうがいいんじゃないかと思っています。
右のTWはこんな感じです。なるべくダッシュボードの奥に配置させ、角度は顔に向けています。アナログシステムの場合、左右のTWとリスニングポイントの距離差は少ないほど良いと思います。また、スピーカーの指向特性を考えると、右のツイーターを思いっきり内側に向けると高音が減衰し、右の高音成分を変な反射音としてあらぬ方向から聞くことになります。
ナカミチの DAC-101 が調子悪くなってしまったので降ろし、再生機として iPod5.5G 80GBと、CDを聴く時にサウンドモニター CDT-400Xを使っています。iPodは非常に便利なので、多少音が悪くてもやめられませんねぇ。5.5Gというモデルは歴代 iPodの中でも最も中域に張りがあると思います。それなりに太い音が出ます。これを東京光音のATTを通して(というかスルーして)、ALTEC ALC15経由でパラって、バイアンプ構成にしています。
ツイーター用アンプはアルパインの3555をブリッジ接続で使っています。ミッドにはハーマンカードンのCA260を使用しました。このアンプ、ナカミチのDAC-101にも似た、コッテリと熱い、非常に音楽的な鳴りをしてくれます。ミッドはALTEC ALC15で125Hzぐらいからハイパスさせていますが、上はスルーです。パッシブを通していません。サブウーファーはハーマンカードンCA240を贅沢(?)に使い、これまたキャパシター要らずでパンチの効いた音を出してくれます。ALC15で、60Hz 24dB/Oct.のローパスを掛けています。
とまあこんな感じなのですが、ALTEC ALC15でEQを掛けてみたり、位相をいじくってみたりするうちに、面白いセッティングを見つけました。一歩間違えれば総崩れとなってしまう、禁断の左右逆位相セッティングです。ミッドの左だけ位相反転させ、ディップが発生したところをパライコで位相を回しつつ補正していくと、あらま不思議、まるでTAを通したかのような、縦に長い音像が浮かびます。ステレオイメージも結構正確に定位します。昔、聞かせてもらったサスケさんのレガシィがこういう音だったと思います。もう少し反射音を減らせば、禁断の逆位相セッティングも完成形に近付くのではないかと思います。着座位置が左右スピーカーから1/4の場所であれば、理論的には逆位相のほうが左右の位相が合うはず。・・・昔、一度逆位相セッティングをやってコリャダメだと思って投げ出したのですが、パラメトリックEQのおかげで、こんな強引なこともできてしまうのですね・・・。
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