台風10号が接近していますね。昨日から強い風が吹いています。
テレビの天気予報で台風情報になると、つい見入ってしまいます。気象というと、なにか一番身近な科学な気がしますね。暇だからちょっと調べてみましょうか。
気象庁ホームページ台風情報
気象庁発表の台風情報によると、台風10号は8月16日17時50分現在、種子島の東約320kmを西北西に時速15キロで移動中。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートルで、名前は「ウーコン」だそうです。
よく「大型で強い台風」とか気象予報士が言いますが、どのぐらいから「大型」と言うのでしょうか。気象庁ホームページから引用してみましょう。
強さの階級分け
階級 最大風速
・強い 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
・非常に強い 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
・猛烈な 54m/s(105ノット)以上
大きさの階級分け
階級 風速15m/s以上の半径
・大型(大きい) 500km以上~800km未満
・超大型(非常に大きい) 800km以上
ということだそうで、台風10号は風速23メートルなので、そんなに強くないですね。「並の強さ」ってとこでしょうか。
アメリカではハリケーン「カトリーナ」のように台風ひとつひとつを名前で呼んでいますが、日本でも台風に名前が付けられています。以前にもニョッキで書いたような気がしますけど。今回の台風10号は「ウーコン」という名前のようです。中国語で「悟空(Wukong)」だそうですが、なぜ日本に来る台風に中国語の名前が付いているのか不思議に思いませんか?
気象庁ホームページには台風の名前の付け方について解説があります。面白いので読んでみて下さい。
気象庁|台風の番号と名前
日本ほか14カ国が加盟する台風委員会が命名した140個の名前を順番に付けているんだそうです。日本は星座から名前を取って提案したようで、「テンビン」「ヤギ」「コップ」「コンパス」などがあります。大型で強い台風「コップ」が接近中、なんていわれてもピンと来ませんから、やっぱり日本では名前で呼ばないほうがいいかもしれませんね。
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