HDDで非圧縮音源を車載する
カーオーディオはそろそろCDプレーヤーからHDDプレーヤーに置き換わってもいいんじゃないかと思っていたら、ありました。それができるものが。
CDから落とした非圧縮のWAVファイルを大容量HDDに入れて車載できて、同軸デジタル出力もあり、カーナビの液晶モニターで曲名の確認までできる装置です。ノートパソコンではありません。Digital Cowboy DC-MC35UL/NというHDDメディアサーバーです。ポチッと即決しました。
これは一体何なのかというと、PCに接続せずに単体でメディア再生する機能の付いたハードディスクケースと言うと分かりやすいでしょうか。USBで外付けHDDとしても使えますし、LANでつなげばパソコンの中のファイルも再生できます。
まずCDから落とした44.1kHz,16bitのWAVファイルを本体に内蔵させた250GBの3.5インチHDDにコピーします。HDDは日立製のバルクで9000円ぐらいでした。CDなら非圧縮でも余裕でアルバム300枚以上入るでしょう。動画ファイルを入れておけば、映画も見れます。
本体の大きさは厚めの辞書ぐらいで、車載するには微妙に大きいです。電源は付属のACアダプターを車のAC100Vインバーターから取りましたが、シガーソケットから電源が取れる車載キットも別売りであります。本体の同軸デジタルアウトからDACに75ΩデジタルRCAケーブルでつなぎ、コンポジット出力からカーナビの外部ビデオ入力につなぎます。これで設置完了です。ナビのモニターを見て、ファイラー状の画面で選曲します。iPodのようなシャッフル再生をするには少々コツが要ります。最初にひとつのフォルダに全部の音楽ファイルを入れておく必要があります。
さて、気になる音質ですが、デジタルアウトからリニアPCM出力させているので外部DACシステムならではの明瞭で立ち上がりの良い音です。サウンドモニターCDT-400XからDAC-101にデジタル接続したときと似たようなダイナミックでクリアな音です。ちなみにアナログのRCA出力もついています。ただ気になったのは、デジタル出力なのに、ボリューム調整機能がついているので、Movie Cowboy本体でボリュームを上げると歪んでしまいます。これも元データのまま波形補正されず出力されるようなファームアップを望みます。
CD数百枚分のWAVを車載できるので旅行の時なんかに活躍しそうです。普段は家でミュージックサーバーにしておこうと思います。
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