うどん屋がぶり寄り
見てください!コレ!うまそうでしょう!凡蔵の「ぶっかけうどん」
oboさん、ぽっとさんのお誘いで、神戸の誇る讃岐うどん屋2軒をハシゴしてきました。乗せていただいた車はドイッチェの気品漂うoboさんのニュービートルカブリオレです。当たらないことで有名な気象庁の天気予報は降水確率50%を宣言していましたが、午前中はうまい具合に晴れ!早速かぶと虫の甲羅をウイーンとしまいこんで、フルオープンにトランスフォーム!男3人で陽気にドライブ!イエー!
oboさん号はCDチェンジャーを外して、AUX INが増設されていて、そこにつながっていたのは、HDDウォークマンでした。1000曲ぐらい入っているんでしょう。21世紀を感じますね。ランダム再生をリクエストすると、小柄で真っ赤なボディのDJソニーはアートブレイキーから大槻ケンヂまで幅広く僕らを楽しませてくれました。
手が届きそうな街路樹のトンネルを6速ティプトロニックの滑らかなシフトワークで走りぬけ、夏の最後の日差しをこれでもかと浴びながら神戸の街をドライブ。目指すは旧居留地ではなく、讃岐うどん屋!最初に着いたのは須磨区の凡蔵。けっこう久しぶりです。初めてoboさんに紹介してもらった時には、あまりの美味さに家に帰ってからもう一度妻を連れて1日に2回も食いに行ったという衝撃的なお店です。店内は今日も激混みでしたが、うどん屋は客の入れ替わりが早いので15分ほど待って入れました。食ったのは、「ぶっかけうどん並」もちろん冷たいやつ。天かすに玉子まで乗ってるのに驚くような爽やかさ!透き通ったダシにたゆたうキュッとしまった麺が織り成す芸術的な逸品。うまい!
そして2軒目へと我々は向かいました。ひよどり台を越え、夏の森林の匂いを肌で感じ、去り行く夏をめいめいに惜しみながら大柄な男3人は一路、八間蔵へ。ここもまた激混み。駐車場まで一杯。地下1階・地上2階建てぐらいにしてもいいかもね、ここ。そして待つこと20分。上野動物園のパンダの檻を模したかのようなガラス越しの見事な竹林を眺めながら、「天コロすじぶっかけ」を大で頼みました。なんていうか、技の名前みたいですね。天コロすじぶっかけ。雪崩式天コロすじぶっかけ。さらに待つこと10分。出てきました。
神戸山田・八間蔵の「天コロすじぶっかけ」 すじシリーズを食べるのは今回初めて。
凡蔵とはやはり麺が違う。凡蔵がダイナミックレンジ高めでクロストークの少ない澄み切ったハイファイさを醸し出しているのに対し、八間蔵の麺はS/N比こそ低めだが、ワウフラッターが測定限界値以下と優秀。デュラムセモリナを想わす芳醇な小麦の香りが、トスカーナ地方の大地のように広がる優れた周波数特性である。あえて注文するなら、「すじ」が主張しすぎて、麺とのコラボレーションが取れていない点が挙げられる。「すじ肉」の入っていない「天コロぶっかけ」もあるので、あえて注文しない、という選択肢もあるだろう。やはり八間蔵で一番のおすすめは、わさびで食べる「冷(ひや)天おろしぶっかけ」です。今度はそうしよう。ちなみに「冷天おろしぶっかけ」は(上)と(並)があって、海老天の大きさが違うんだそうです。
以上、向こう正面から、うどん屋がぶり寄りレポートをお伝えしました。また行きましょう!
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コメント
いやぁ、うどんのダイナミックレンジとかワウフラッター考えたことがありませんでしたなぁ。さすが、タカヒトクオリティ。タカヒトカトリィナ。・・・あんまし似てないな。
そういうことなら、アートブレイキィから大槻ケンヂまでってのが、さしずめ音楽アーティストのダイナミックレンジと言うことでしょうか。いやいや、ワウフラッターがでかすぎて流しながら聴くに堪えない位ということでしょうか。
うどんに再度目覚めたようで、またも体重増加傾向に・・・。
投稿: obo_san | 2005.09.06 16:09
うどんにコシの要素が加わっている讃岐うどんは、京都大阪のフニャフニャうどんよりも、その出来不出来が如実に現れますね。しかも「冷」となると艶やかさからノド越しまで判断基準の帯域がグッと広がります。食文化でここまで作品のカラーが明確に出るのも讃岐うどんぐらいでしょうね。
投稿: タカヒト | 2005.09.09 01:14
なんで
「がぶり寄り」??って思っていたら、いま気付いた。
「かぶりおれ」なんだね。拍車がかかっている三十路ですな。
投稿: obo_san | 2005.09.15 18:21