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2005.07.06

ハニカムグリル

050706a
インプレッサのドアトリムは内側から見るとハニカム状のディフューザーが付いていて、さらによく見ると細かなグリルの穴も座席側に向けて斜めになっています。純正スピーカーでも効率よく鳴らすための工夫なのでしょう。しかしボストンのように高出力なほど鳴りっぷりが気持ちいいスピーカーに交換すると、音量を上げるにつれて、この小さな穴では音を濁してしまっている感じがします。そこで普通はアウターバッフルを考えるのですが、そこまでやる気力がないので、純正状態に近い外観でアウターバッフルのような音抜けの良さを出すために、ドアトリムのグリルからハニカム状のディフューザーを残して穴をくり貫いていくことにしました。

050706b最初、ドリルで穴を広げてニッパーで切り落としてみましたが、仕上がりも作業効率も悪いので、カッターでザクザクと六角形に切り落としました。そうすると、ドア1枚が15分ほどで施工できてしまいました。見た目も純正ぽくて、穴が大きいので音抜けはグリルレスに近いぐらいに良さそうです。奥に青く見えているのはインナーバッフルです。2/3はハニカムグリルから見えますが、残り1/3は純正のグリル穴を残したままとなり、穴が上向きになっているので、スラントバッフルのような上方への拡散効果があるのではないかと思います。

ドアに取り付けて試聴をしてみると、スネアの胴鳴りが心地よく、Incognitoのメイザ(女性ボーカル)の声がオケに埋もれず、上にあがってきました。クロス帯域付近の奥まった感じが減って、足元からステアリングあたりの音像にも奥行き感が比較的出るようになりました。バスドラムは奥で鳴り、ツイーターにかぶる倍音の多いクラビやエレピは手前に来ます。相変わらずマッシブな音ですが、ハニカムグリルにしたことでウーハーの音がひと皮剥けた感じです。

問題点がひとつ残りました。助手席側のドアトリムが特定の曲のイントロでビビるのです。しかもウーハーのすぐ横がビビっていました。ちょうどこのあたりにミニソネックスを貼り付けているので、それがインナーバッフルに当たっているのだと思います。低反発なエプトシーラーで密着させるか、あえてスポンジ類を挟まずにフローティングさせるか、対策を練らなければなりません。

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コメント

相変わらずアグレッシブな展開が続きますね。
で、これはこれで見た目的にも格好いいんではないでしょうか。一挙両得ですな。
24日に!

投稿: obo_san | 2005.07.08 14:28

どうもご無沙汰しております☆
Yuoです。
HPにも書きましたが、ツイーターをタカヒトさんがされている位置にしてみました。
音が激変したのでビックリしています・・・

グリルの抜きも近々やってみまーす♪

投稿: Yuo | 2005.07.08 23:43

>oboさん
確かに見た目もハニカムで、一昔前のスポーツグレードの車はこんなグリルが付いてたなぁなんて思いましたが、20Nもハニカムグリルでしたね。さすがスポーツワゴン。

>Yuoさん
正面ツイーターいいでしょう!ピラーやサイドウインドウに反射しにくいので反射音で位相が乱れにくいと思います。自然に前方定位するでしょ。密閉型ヘッドホンのような息苦しさがなくて、家で聞いてるような落ち着きが出ると思います。
グリルに穴を開けるとウーハーの中域がツイーターとなじみやすくなるのか、量感のある中域がダッシュより上にあがって来る感じです。面白いですよ。

投稿: タカヒト | 2005.07.09 01:01

先週のオフではどうもでした。
あの後、倉敷辺りでタカヒト号をブチ抜いていったサスケ号に気付かれました?

タカヒト号の音は、自分の目指す音と非常に方向性が近かったので個人的に大好きな音でした。 あんなに濃い音色を出している車はそうないと思いますよ。

自分の方はというと、
ニューアンプの慣らしが進んだのか、にわかにアンプのドライブ能力が全開になってきたような気がします。
で、今まであまり顕在化していなかったドアのビビリが収拾がつかなくなって厳しい状態に。
音量を絞ればいいんでしょうけど、それはせっかくブリブリに元気になった音の魅力もしぼってしまうことになってしまう。。。

結局考える事はタカヒトさんと同じ方向性になってしまいます。 
メジロさんのアフターバッフルの音は非常に良かったなぁとか(^_^;

投稿: サスケ | 2005.07.09 01:09

夕方4時ぐらいにトンネル手前で抜いてったのはやっぱりサスケさんでしたか(^-^;
ぬおわー!と思いましたよ。

サスケ号から学べたのは、キックマウントの利点です。音像がステアリングより上にあがって、ツイーターの存在が完全に消えるのがホント不思議です。うちのはダッシュ上で直接音を聞けといわんばかりに粗い感じですので、もう少ししっとりと馴染ませていきたいですね。ひとつ構想してるのが、ダッシュ下マウントです。キックマウントの反射音の少なさと、ダッシュ上マウントのダイレクトさを併せ持つような音になるのではないかと。

明日はツイーターのグリルにティッシュを挟んで高域を少し抑えてやろうと思います。ドアトリムに穴を開けて、ハイ上がりなバランスが強調されてきてますので。

投稿: タカヒト | 2005.07.09 02:38

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