図で示すとこんな感じ。やや内側向き。
ついに土日が休めるようになりました。ごっつい久しぶり。待ってましたとばかりにツイーターの位置を追い込みに掛かりました。前回(いつだったか)は2個のツイーターをそれぞれ運転席真正面と助手席真正面にまっすぐ置いていましたが、この角度だと正面のツイーターの音が強くて、もう片方のツイーターの音があまり耳に入ってこないという感じがしました。そこで、5センチほどピラー側に寄せて、内側向きに角度をつけてみました。そうすると前回よりも左ツイーターの直接音が運転席まではっきり届くようになり、モノラル録音でも少しセンターパネル側に寄るようになりました。ステアリングの向こうに点で定位させるDSP処理みたいな細くて狭い音場ではなく、フロントガラスのほうからブワーっと音が来るような自然な聞こえ方です。インプレッサみたいにダッシュボードの狭い車では、Aピラー横に設置するとツイーターまでの距離がかなり近くなってしまうので、メーターフード/ダッシュ奥に設置するとウーハー(MID)と同じぐらいの距離にもなり、縦のつながりも結構いい感じになると思います。左右の位相差による気持ち悪さもほとんど無いですし、助手席に座っても同じように前から音が聞こえますので、位相に関してはこれがベストポジションではないかと思います。DSPなんて全く要らないと思いました。もしかしたらfさんのホ-ンツイーターも角度的には同じような感じじゃないでしょうか。あの車は結構ダッシュに奥行きがありましたから。
ずっと前からそろそろ張り替えないといけないと思っていたフロントドアのデッドニングですが、こちらもゼトロを4枚(2袋)購入して一気に施工してしまいました。実はラゲッジの中にさらに3枚も余っていたので、合計で7枚もある状態からスタートとなりました。3年ぐらい前に貼ったレジェトレックスは結構剥がれて浮いてるところもあり、短冊状に貼って(ケチって)ケーブルを留めていたところなんかは、かなり浮いていました。まず古いレジェトレックスを剥がして、インナーバッフルボードを中心に周囲を贅沢に1枚貼りしていきました。オートバックスのポイントが貯まっていたので、それでエーモンのデッドニング用ローラーも買って使ってみましたが、これは結構使いやすいです。でもドア1枚終わった時点でローラーの中心部が割れて壊れてしまいました。勿体無いので、だましだまし使ってると、今度はローラーのエッジ(尖っている)で制振シートの表面を切り裂いてしまいました。これは改良の余地ありありですよ、エーモンさん。ローラーは面取りしなきゃ。そして、ドアロック/オープナーのワイヤーが通っている穴が大きく開いたままになっていたのですが、ここも閉じることにしました。ワイヤーにコルゲートチューブをかぶせ、チューブが当たる位置にスポンジテープを当てて、その上からゼトロで覆うように貼りました。ワイヤーの中継点のようになっているところが1箇所あるのですが、ここは動きが複雑なので、そのまま残しました。鍵が開かなくなったら困りますから。そうやって、ショップ施工のようにきれいに仕上がったインナーパネルと、今度はドアトリム側に接触する部分にスポンジテープを貼ってビビリ防止をしました。スピーカーは5x20のステンタッピングでしっかりと固定しなおしました。これでもうドア内はしばらく大丈夫そうです。
さあこれで半年ぐらい前に始まったアナログ計画がいよいよ完成したわけですが、いつもながら「もうこれ以上いじることはない」と思う素晴らしい鳴りっぷりです。サブウーハーを降ろしてから低音は少しは割り切らないとな~なんて思っていましたが、今回サービスホールをほぼ全て埋めて、より一層下まで鳴るようになりました。いつものマーカス・ミラーを掛けると、なんと座席がズムムーっと振動しました。このお尻や背中のムズ痒い感触はサブウーハーしかできないと思っていましたが、ドアスピーカーで(しかも5インチ)ここまで低音の音圧が出るものとは思いませんでした。低いベースラインでもそれほどレベル差は出ませんし、手をかざすとバスドラムに合わせてドフッと結構な風が来ます。半年分の疲れのせいかもしれませんが、今回の作業で「もう何も思い残すことは無い」と安らかに思ったのでした。
さてプチオフしますか~?
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