改造というほどのものでもないのですが、MB QUART の QM 215.03CX パッシブネットワークでは、BOSTON RC51 のツイーターだと-6dBでも音量が大きすぎるのでセメント抵抗を交換しました。元々ついてたのは、5W 3.9Ω。それを 5W 5.6Ωにしてさらに音量を下げました。そして、ウーハー側にBOSTONのパッシブを使っていたのをやめて、MB QUART のパッシブ1個でツイーターとウーハーの帯域を分けるようにし、アルパイン3555に2chブリッジ接続すると、明らかに低音がクッキリハッキリ出るようになりました。 RC51付属のパッシブって一体なんだったんだというぐらいの変化です。
ここから調整です。モノラル録音の Miles Davis "Round about midnight" を鳴らしてみると、ツイーターの位置や角度で高音が完全に左右分離してしまうことがありました。つまり、逆相に近い位相の反射音が耳に届くことがあるようです。インプレッサのAピラーはやや内側に出っ張っていて、ダッシュ天面左右のエアコン吹き出し口の奥にツイーターを置くと、右側は耳に届く前にAピラーで反射してしまいます。そこで吹き出し口とメーターフードの間ぐらいに置いて、なるべく反射しないようにしてやると、モノラルソースでも左右のツイーターに分離しにくくなりました。
それから、4chアンプの入力モードをステレオ2系統からモノラル2系統に切り替え、1-2chにツイーターとウーハーの左ch、3-4chに右chをつなぐようにして、左右のゲインを独立して調整できるようにしました。これでほんの少し左chのゲインを上げると、音像が目の前に寄って来ました。定位はあまり拘らないつもりですが、運転席で聴くのを第一に考えると、このちょっとした差でセンターから右側にも定位が広がるので、効果が大きいです。
さらにネットワークのツイーターの極性をウーハーに対して反転させてみて聴き比べました。ウーハーと同じよりも反転したほうがピアノやギターの音の濁りが減るので、ツイーターは反転させることにしました。セパレートコンポーネントスピーカーではこの反転でクロス帯域の音が随分良くなることがあります。
外部DACを入れてから、音の鮮明さはかなり上がりました。ボストンのスピーカーの音の硬さとも相まって、かなりパンチのある音がします。他の高級機の音を聴くと大抵もっとさらりとした音をしてるのですが、一体この物凄いカタマリ感はなんでしょうね。ちょっとキツ過ぎるのではないかとも思ったり。さあどうしましょうか。
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