ニョッキ。

お風呂って面倒だし、なんか黙々と体を洗ってるのはあまり楽しいことではないです。正直なところ、お風呂って嫌いでした。しかしそんなお風呂嫌いの僕でも毎日お風呂が楽しみで仕方なくなるものを手に入れました。それが「おふろで聞けるCDプレイヤー」です。

それは食後の会話から始まりました。妻に「お風呂入ってるとき、音楽でも聴きたいと思ったこと無い？」と聞くと、「あるあるあるある！」と意気投合。さっそくウェブでお風呂で使えるラジオを探しました。探してみると最近はラジオだけでなくCDプレーヤーもあることが分かり、これならお気に入りの音楽をお風呂で聴ける！と休日にヨドバシに買いに行きました。

お風呂で聞けるＣＤプレーヤーは、ソニーとカシオとツインバードのがありました。ツインバードはとても安かったのですが、二流メーカーなので即座にパス。そしてカシオとソニーの一騎打ちになったわけですが、どちらも値段は1万円弱。展示機で音が聞けるのはカシオだけ。売れ行きNo.1みたいでしたが、カシオの音を聞いてみると…ダメだこりゃ。無印良品の壁掛けCDプレーヤーと同じくらいしょぼい音でした。低音が無い。高音も無い。しかも最大の欠点はボリュームがボタン式だったこと。シャンプーが目にしみた状態でボタン連打して音量が下げられますか？いや下げられまい。ということで残るはソニー、というか最初っからソニーを買う気マンマンでした。音を聞かずに買って不安はありましたが、お風呂で聞くものだし、ま、いっかと思ってたらこれがなかなか音がいいのです。防水のため本体がしっかりしているようで、安物のラジカセにありがちなビビリや変な箱鳴りがほとんどなく、単二電池4本が適度な重みとなって低音も出ます。バスルーム用なのに結構優秀なスピーカー一体型ポータブルCDプレーヤーとなっているのです。ボリュームと選曲は大きなツマミ式で、TVも入るラジオやタイマーもついています。型番はICF-CD73V（※2014年現在廃版。後継機はICF-74）というSONY伝統のラジオの型番(ICF)がついてるだけに、ラジオもなかなか感度がいいです。
http://www.ecat.sony.co.jp/audio/radio/products/index.cfm?PD=13891&KM=ICF-CD73V

お風呂でCDなんてまあ普通はカラオケの練習かなんかぐらいしか思いつかないですが、ご存知の通りバスルームはなかなかライブな空間ですので、CDの音が心地よく響いてくれます。例によってジャズですが、最近買った澤野工房のキヨシ・キタガワ・トリオのAncestryなんか掛けると、アルバム1枚分ぐらいお風呂に入ってたくなります。
いや～、いい買い物をしました。音楽好きなアナタ、お風呂でCDを聞いてみませんか？

アマゾンで売ってるようです。ヨドバシカメラより安いではないか！
SONY ICF-CD74/P(ピンク)
SONY ICF-CD74/L(ブルー)