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2004.10.19

xrcd購入

こんなに高いCDを買ったのも久しぶりです。xrcdという、ビクターの高音質CDです。1枚3800円ぐらいしました。xrcdについては、ここにのっています。http://www.xrcd.com/
簡単に言うと、アナログマスターの音とプレスされたCDの音が限りなく近くなるように調整されたCDです。その過程で24bitマスタリングだとか、そういう説明をしてあったりしますが、CDになる時点で16bitにビットレートコンバートされるので、この際、何ビットという話は考えないでおきます。とにかく、高価な機材と手間隙掛けて作ったCDです。

今回、購入したのは、この2枚です。
アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション(XRCD-24bit)
Johnny Griffin Quartet / The Kerry Dancers (xrcd)

ちょうど、xrcdではない通常のCD(20bit K2 Super Codingですが)も手元にあるので、聴き比べてみました。うちのINTEC(ミニコン)でです。掛けた途端、ヌホホとニヤケてしまいました。繊細で艶やかな音がします。通常のCDがまるでMDかmp3のように解像度が低く聞こえてしまいます。EQで持ち上げたような変化ではなく、どちらかというと通常のCDのほうが、質の悪いコンプを掛けたような詰まった音がしています。結局、普通にCDを作るとスタンプした時点でこれだけ音質が悪化してるんですね。将来はxrcd技術が、通常のCDにも使われて欲しいものです。3800円あったらCDが3枚買えますから。

今回、もうひとつ再認識したことがあります。xrcdの高音質がEQやコンプで作り上げたものではないとすれば、50年ぐらい前のアナログマスターテープが如何に素晴らしい音質だったかということです。このxrcdでは、たまにマスターテープがドロップアウトしたような位相のずれが起きている部分があります。その時にアナログテープであることに気付きますが、それ以外は古さを感じさせない活き活きとした音をしています。生の音をテープに閉じ込めようと考えたエンジニアの技術は当時から本当に素晴らしかったといえます。

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