目からウロコ
oboさんとカーオーディオを随分と凝ってらっしゃる方に会いに行きました。その方はCDチェンジャーから自作DACでアッテネータをかまして富士通テンの改造アンプに入力し、自作ネットワーク、ツイーターはフォステクスのでっかい民生用、ウーハーは13cmが2発、ドアトリムは取っ払って分厚いMDFで一面を固めているという、もう物凄い凝りようです。電源ケーブルも4Gや1Gやそういう値の張るものではなく、ベルデン708を束にして使用し、ラインケーブルもモガミの2473という電線を使っていました。これらのケーブルの値段って実はメートル200円ぐらいらしいです。メートル2000円のケーブルでさえ音にうーんと悩んでいた僕らは一体なんだったんだろうと思いました。とにかくハイエンドが伸び、全帯域にダイナミックさを感じ、ドラムはスパン!と心地よく耳を突き、ベースはゴリン!とすぐそこで弾いているようでした。自分の車に戻って聴いてみると、うーん、全然パンチが足りない。中域がニギヤカでうるさい。サブウーハーの付け足したような低音はむしろ邪魔。そんな感じがしました。小さな自作キャパシター(エルナーの15000μF)をお借りして、アンプに付けてみたら、高音がパリッと立っていてさらに驚きました。そのうち1.5Fぐらいのでかいやつを付けようと思っていましたが、これで十分です。というか、容量的にでかければいいというのではなくて、これでないと駄目なような気がします。その方のお話ではコンデンサーは2週間ぐらいで音が変わってくるそうなので、本当の威力はそれからなのだそうです。なんだかずっと前から入りたかった世界に踏み入れた気がします。より高価なものに交換していくやり方はやめて、安価で評判のいいパーツで改造していく方向で良い音を目指したいと思います。
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