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2004年4月の4件の記事

2004.04.29

CCCDで喜ぶのは誰?

お気に入りのアーティストがとうとう新譜をCCCDで出しました。聴いてみたいので買わない訳にも行かず、CCCDを買ってしまいました。CCCDは正規のCDオーディオ規格のものと比べると音質が落ちるといいます。以前、CDシングルと、その曲が収録されたCCCDアルバムを聞き比べてみたことがありました。マスタリングを別に行っているでしょうから直接比較したことにはならないですが、そのCCCDの音はCDに比べて全帯域にわたって明瞭度が減っていて、音としてチープに感じました。同じCDを買うなら良い音のCDが欲しいです。音質なんて大して気にしない人相手にCCCDでアルバムを出すというのは、音質にこだわる音楽ファンへの配慮が感じられません。いい音で聴いて欲しいのか、たくさん売って儲けたいのか、音楽家は考えて欲しいと思います。CCCDにしたところでコピーは免れません。少しの知識と機材があればできてしまいます。むしろコピーしたい奴には好きなだけさせておいて、ライブしたり、映画やCMでの原盤使用で利益を求めていった方が今の時代にマッチしてるんじゃないでしょうか。CCCD化したことで販売枚数がどれぐらい増えるか知りませんが、それよりも作品の質やプロモーションで売上が左右されることの方が大きいと思います。CCCDで喜ぶ人なんていません。CCCDを開発したメーカーぐらいでしょう。

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2004.04.28

インポートチューナー

仕事でアメリカに1週間ほど滞在してまして、その時にいわゆる「スポコン」系の雑誌を買ってきました。

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全部アメリカの雑誌かと思ったら、"Japanese Cars BANZAI"はイギリス、"Performance Auto&Sound"はカナダでした。もちろん日本のスポコン界で有名?な"Import Tuner"はアメリカです。どれもテーマははっきりしていて、日本の自動車メーカーの米国仕様車を日本の走り屋っぽく仕上げるというものです。しかし日本の走り屋といっても彼らの思い描くものは、本当の日本のそれとは違います。漢字やカタカナのステッカーを貼って、どうだ日本ぽいだろう?と楽しんでいたりします。ホンダ車が人気で、「ホンダ」とカタカナでステッカーを作ったつもりが「ホング」となっていたり。漢字は中国の漢字で、しかも右から左に書いたり。このミスマッチ感が日本人の目にも新鮮に映りますね。

雑誌の中身は、HKSやアペックスなどの日本で有名なチューニングパーツメーカーだけでなく、日本で聞いたことも無いメーカーの広告も載っています。タイヤもブリヂストンよりもトーヨータイヤや日東タイヤがたくさん載っています。アメリカに行けば日本でメジャーなブランドは超一流、マイナーブランドでさえ一流メーカーです。日本に住んでて日本のメーカーのパーツが安く買えるのは幸せですよ。オーディオも然り。アルパインもパイオニアもアメリカでは舶来モノの超高級ブランド。
さらにHIDビーム、LEDポジション、高級オイル、チッソガス充填、そういうものが普及してるのも日本ぐらいだと思います。いい国に生まれたものです。もっと日本製品を楽しみましょうか。

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2004.04.04

新世界

DEX-P1の取付完了。7877Jに戻す必要はない、と思いました。

DSPの調整のしやすさ、フィルターの効き、音の鮮明さ、全て気に入りました。特に音の良さといったら、7877Jのブラックアウト時の音質からさらに1枚、皮を剥いだような鮮明さです。単にハイに伸びてるというわけではなく、たとえばクロスオーバーの設定でHIGHのHPFを-12dB/octにしてMIDのLPFを-12dB/octでクロスさせたとき、クロス部分が逆位相で歪むのがよく分かります。ピアノがゴンゴンと濁ります。これを回避するためにHIGHの出力そのものを逆位相にしてMIDにクロスさせることができます。きれいに倍音がツイーターとミッドで馴染んでいるのが分かります。
7877Jでこれをやろうとすると、ケーブルで位相を反転させるというアナログ手段が必要です。

アンプレスモデルだけあって、プリセットEQがフラットしかない質実剛健さがこれまた良いです。電源を切っても各ボタンが照明でうっすら光ってるのも便利です。もうちょっと丁寧に作ってほしいと思ったのは、選曲したときに、前の曲をプチッとぶった切ってしまうことです。昔のアルパインなら廉価機種でも選曲で速いフェードアウト、電源オンでフェードインしてくれる細やかさがあったのに。
とにかくこのデッキ、アンプレスの世界を体験するには十分な魅力がありました。

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2004.04.03

カゼニモマケズ

突然の嘔吐、下痢、高熱で2日間寝込みました。医者は風邪だと言うのですが、前日の夜に美味しくいただいた「鰹のたたき」が悪さしたに違いない。とりあえず体中がすっからかんになるまで吐いたので、悪いものは全て出て行ったようです。点滴したのも何年ぶりか。

そんな苦しみの中、ひとつの包みが届きました。先日落札したパイオニアのアンプレスヘッドユニット、DEX-P1です。説明書を読むとDSP部分がアルパインのそれと比べて細かなセッティングができるようになっています。体が元気ならこれを付けずには居れなかったはずですが、それどころではなくゲロゲロでした。会社にも復帰し、たまっていた仕事を進め、いよいよ取付前夜となりました。

なんというか最近、オーディオ道の泥沼の手応えをひしひしと感じるようになりました。中古は安くて手軽に買えてしまうだけに危険です。音が良くなるといいな、というそれだけのために、毎月売ったり買ったりする人がいますか!はい、すいません。せめてエージングが済んでから買い換えろと自分に言い聞かせています。

エージングすると音が変わるというのは中古にも少しは当てはまります。新たな電源、新たなケーブル、新たなアンプ、新たなソース、それらでハードのクセにも焼きなおしが入るはずです。それが中古のエージングだと思います。

さあ明日は朝から取り付けるとするか。
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